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◆講演会「インカ帝国の謎と現代」 佐賀講演終了

講演会「インカ帝国の謎と現代」阪根氏 佐賀講演終了

この10月中、日本縦断の講演会を展開している阪根博氏

阪根氏は、天野博物館を設立・運営していた天野芳太郎氏の孫にあたり、
ペルーに渡って以来、37年間、ペルーのアンデス文化、
とりわけチャンカイ文化の研究を行っておられます。
今なお発掘調査にも携わり、ペルーの文化研究、土器や織物の収集・研究で
広く考古学界に知られている第一人者です。

熱く語る阪根 博氏   

アバンセでno講演会は、140名という大勢の方においでいただき
会場も飽和状態の中で、熱く語ってくださいました。

 

                              

天野博物館、アンデスとは何を指すのか、
インカ帝国は、アンデスの歴史の中でどの位置での繁栄をみせたのか、
謎の石組み、ナスカの地上絵、イースター島のモアイ像の謎、食文化と現代、
チャンカイ文化の紹介(阪根氏が特に力を入れている遺跡調査)など

プロジェクターを用いて数々の発掘品の紹介があり、
視覚的にもわかりやすく、興味深い話に進んで行きました。

【内容紹介】

インカ帝国の主食はジャガイモであった。
ジャガイモの原産はアンデス
1000年の昔のインカでは、
主食保存のため、ジャガイモの発芽を抑えるための技術が進んでいて
その頃はすでに、
今でいう「フリーズドライ」のジャガイモが当たり前に存在していた。
世界で一番古い「フリーズドライ」、実はアンデスが発祥であった。

アンデスは織物の技術が発達していて、数々の織物が、発掘されている。
アンデスのレースは、編み物ではなく織物であった。
縦糸と横糸、それらがツイストして、今でいう「絽目」という絡め技法であった。

さらには、「絞りの織物」が多数発掘されていて、
そのまま今でも使えそうな布のままのこっている。
画像で見る限り、1000年の昔のものとは思えない。
絞りの技法は、当時の庶民の間ではやったいた。
日本の江戸時代になって、一般庶民の間ではやった絞りは
すでに、1000年も前のインカの絞りにみられる。
アンデスの文化がいかに進んでいたかをうかがえる。

                       

ほか2300年前の手のこんだ刺繍の紹介多数。

一つひとつが意義ある多数の土器の紹介。

 

               

【 天野博物館収蔵品】

ナスカの地上絵の不思議について、
未だに形を留めているのは、年間雨量が1mmという気候と地形ゆえである。
さまざまな絵、放射状に線・・・など、
なぜ、誰が描いたのかは、未だ謎の謎である。
さんざまな立場の人が、いろいろな説を述べているが、
それは、想像である。

 

        

イースター島のモアイ像

実は、モアイ像にはすべて目が入っていた。
倒され、目(力)を奪われたはずのモアイ像が、今立っているのは、
人が起こしたものである。
力を奪うために、倒して目を盗ったものである。

続く・・・・


投稿日時:2011年10月22日

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